リコール情報

 

エブリイ、キャリイのリコールについて

スズキ株式会社は、エブリイ、キャリイについて、下記のリコールを国土交通省に届け出いたしました。大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。対象となるお客様には、スズキ代理店からご案内させていただきますので、修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

リコール詳細

リコール開始日 平成30年11月2日
不具合の内容
  1. ① 機械式自動変速機(AGS)のトランスミッションフロントケース(以下、フロントケース)の形状が不適切であり及びクラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがあります。そのため、フロントケース内に水が浸入すると、当該ベアリング内部のグリスが被水して潤滑性が低下し、クラッチ操作が繰り返し行われると、最悪の場合、当該ベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
  2. ② 機械式自動変速機(AGS)のギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、アンチローテーションピンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
  3. ③ 機械式自動変速機(AGS)の変速を行なうための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、セレクトピストンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
  4. ④ 機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズフォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、クラッチケーブルが破断して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
  5. ⑤ 四輪駆動仕様車の機械式自動変速機(AGS)を制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがあります。そのため、走行振動等により、ワイヤハーネスが損傷し、最悪の場合、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれがあります。
  6. ⑥ 機械式自動変速機(AGS)のセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがあります。そのため、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。
改善の内容
  1. ① 全車両、以下の改善を行います。
    • (1)①クラッチレリーズベアリング、クラッチレリーズフォーク、クラッチレリーズベアリングクリップを対策品に交換します。
      ②クラッチカバー、クラッチディスクを新品に交換します。
    • (2)機械式自動変速機(AGS)を点検し、フロントケース上部に防水カバーが取り付けられていない場合は、防水カバーを取り付けます。
    • (3)(1)及び(2)の対策によりクラッチレリーズベアリングの耐久性が向上することから、クラッチカバーがレリーズベアリングより早期に交換時期に達することとなるため、トランスミッション制御コントローラを対策プログラムに書換え、または、AGSアクチュエータを対策品に交換し、クラッチカバーの交換時期を知らせる警告機能を追加します。
  2. ② 全車両、AGSアクチュエータを対策品に交換します。
  3. ③ 全車両、セレクトピストンを対策品に交換します。
  4. ④ 全車両、クラッチケーブルアンカを点検し、
    • (1)クラッチケーブルアンカとレリーズフォークのスリット方向が一致している場合は、AGSアクチュエータを新品に交換、クラッチケーブルアンカを対策品に交換します。
    • (2)一致していない場合は、クラッチケーブルアンカを対策品に交換します。
  5. ⑤ 全車両、ワイヤハーネスの損傷状況を点検し、損傷が認められない場合は、ワイヤハーネスにプロテクタを追加して正しく配索します。損傷が認められた場合は、ワイヤハーネスを対策品に交換します。
  6. ⑥ 全車両、セレクタアッシのコネクタを点検し、
    • (1)①被水痕が認められる場合は、セレクタアッシとインパネハーネスを対策品に交換します。
      ②被水痕が認められない場合は、セレクタアッシのコネクタに防水カバーを追加し、インパネハーネスに防水対策を実施します。
    • (2)メインハーネスのコネクタに、防水カバーが装着されていない場合は、メインハーネスのコネクタに防水カバーを追加します。

対象車両

車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲
及び製作期間
リコール対象車の台数 備考
スズキ EBD-DA16T 「キャリイ」 DA16T-168641~DA16T-229862
平成26年8月18日~平成27年8月3日
3,017 ①   3,017
②   3,017
③   3,017
④   3,017
DA16T-240002~DA16T-372907
平成27年8月3日~平成29年10月31日
6,447 ①   6,447
②      349
③   6,447
④   6,447
DA16T-380003~DA16T-425454
平成29年11月1日~平成30年7月28日
2,843 ①   2,843
③      587
④      956
HBD-DA17V 「エブリイ」 DA17V-100088~DA17V-244615
平成27年2月3日~平成29年5月8日
111,300 ①111,300
②  31,052
③111,300
④111,300
⑤  33,454
⑥  37,676
DA17V-250004~DA17V-338316
平成29年5月8日~平成30年8月3日
32,561 ①  32,561
③  20,849
④  22,840
合計 156,168 ①156,168
②  34,418
③142,200
④144,560
⑤  33,454
⑥  37,676

改善箇所説明図①

機械式自動変速機(AGS)のトランスミッションフロントケース(以下、フロントケース)の形状が不適切であり及びクラッチレリーズベアリングの被水条件下での耐久性が不足しているものがあります。そのため、フロントケース内に水が浸入すると、当該ベアリング内部のグリスが被水して潤滑性が低下し、クラッチ操作が繰り返し行われると、最悪の場合、当該ベアリングが破損してクラッチ操作が不能となり、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

① 全車両、以下の改善を行います。

  • (1)①クラッチレリーズベアリング、クラッチレリーズフォーク、クラッチレリーズベアリングクリップを対策品に交換します。
    ②クラッチカバー、クラッチディスクを新品に交換します。
  • (2)機械式自動変速機(AGS)を点検し、フロントケース上部に防水カバーが取り付けられていない場合は、防水カバーを取り付けます。
  • (3)(1)及び(2)の対策によりクラッチレリーズベアリングの耐久性が向上することから、クラッチカバーがレリーズベアリングより早期に交換時期に達することとなるため、トランスミッション制御コントローラを対策プログラムに書換え、または、AGSアクチュエータを対策品に交換し、クラッチカバーの交換時期を知らせる警告機能を追加します。
識別:
IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

改善箇所説明図②

機械式自動変速機(AGS)のギヤ位置を検知するための部品(アンチローテーションピン)の材質が不適切なため、アンチローテーションピンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、アンチローテーションピンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、AGSアクチュエータを対策品に交換します。

識別:
IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

改善箇所説明図③

機械式自動変速機(AGS)の変速を行なうための部品(セレクトピストン)の構造が不適切なため、セレクトピストンの耐久性が不足しているものがあります。そのため、変速が繰り返し行われると、セレクトピストンが破損して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、セレクトピストンを対策品に交換します。

識別:
IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

改善箇所説明図④

機械式自動変速機(AGS)のクラッチケーブルアンカの組付指示が不適切なため、当該アンカとレリーズフォークのスリットが一致し、クラッチケーブルのクランプ部に応力が集中するものがあります。
そのため、変速が繰り返し行われると、クラッチケーブルが破断して、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、クラッチケーブルアンカを点検し、

  • (1)クラッチケーブルアンカとレリーズフォークのスリット方向が一致している場合は、AGSアクチュエータを新品に交換、クラッチケーブルアンカを対策品に交換します。
  • (2)一致していない場合は、クラッチケーブルアンカを対策品に交換します。
識別:
IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

改善箇所説明図⑤

四輪駆動仕様車の機械式自動変速機(AGS)を制御するコントローラに接続するワイヤハーネスの配索設計が不適切なため、ワイヤハーネスがトランスファケースのリブと接触するものがあります。そのため、走行振動等により、ワイヤハーネスが損傷し、最悪の場合、変速不能及び走行不能となり、またはエンジンの始動ができなくなるおそれがあります。

改善の内容

全車両、ワイヤハーネスの損傷状況を点検し、損傷が認められない場合は、ワイヤハーネスにプロテクタを追加して正しく配索します。損傷が認められた場合は、ワイヤハーネスを対策品に交換します。

識別:
IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

改善箇所説明図⑥

機械式自動変速機(AGS)のセレクタアッシのコネクタの配置が不適切なため、結露した水滴が当該コネクタに滴下し、端子間が短絡することがあります。そのため、警告灯が点灯するとともに、変速不能及び走行不能となるおそれがあります。

改善の内容

全車両、セレクタアッシのコネクタを点検し、

  • (1)①被水痕が認められる場合は、セレクタアッシとインパネハーネスを対策品に交換します。
    ②被水痕が認められない場合は、セレクタアッシのコネクタに防水カバーを追加し、インパネハーネスに防水対策を実施します。
  • (2)メインハーネスのコネクタに、防水カバーが装着されていない場合は、メインハーネスのコネクタに防水カバーを追加します。
識別:
IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

ご注意

対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がありますので、詳しくは最寄りの販売店にお問い合わせください。対象車の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。